一人暮らしの必須料理、卵炒飯!!

さて、今回ご紹介いたしますは、一人暮らしには必須のお料理、炒飯でございます。

と、いうのも、炒飯は白米と卵さえあれば手軽にちゃちゃっと作れてしまう上、一品だけでも十分主役を張れるだけの存在感を持った料理なのです。

かくいう僕も、時間のない休日の昼などには重宝しています。スープや冷凍庫に作り置いている餃子でも焼いてつければ、立派な中華定食の完成です。

しかも、基本の卵炒飯さえ習得してしまえば、あとは工夫次第。具材を変えることでバリエーションも豊富になります。

とはいえ、炒飯をなかなか思うように美味しく作れないという人も多いようです。

と、いうことで今回は、僕なりの美味しい炒飯を作る手順をコツを交えて紹介してみます。

炒飯作りのポイント

炒飯を作る上でのポイントは以下の5点です。

・油は十分量きちんと使う
・中華鍋は使う前にしっかり油で慣らす
・材料は先に用意しておく
・お米は潰さないように気をつけて、十分にほぐす
・強い火力で、なるべく短時間で仕上げる

簡単に説明しますと…。

<油は十分量きちんと使う>
>>健康志向がいきすぎて、とにもかくにも油の使用を控えようとする人もいらっしゃるようですが、当然ながら料理にはそれぞれ適量というものがあり油の量とて例外ではありません。もちろん多く使いすぎるのは禁物ですが、必要以上に少なくしようとするのはオススメしません。

<中華鍋は使う前にしっかり油で慣らす>
>>中華鍋には、調理前のウォーミングアップをしてあげる必要があります。鍋を火にかけて多めの油回し入れながら鍋肌を油で慣らします(調理時は余計な油は捨てる)。この慣らしを十分にしておかなくては、調理時に卵が焦げ付いたりしてしまいます。

ちなみに、中華鍋のような鉄鍋はサビ防止のため、油を塗って収納するという方法があります。このやり方なら、常に鍋に油が馴染んでいるようにできますのでおすすめです。
*この方法で収納していても、調理前にはきちんと油慣らしをしてください。

<材料は先に用意しておく>
>>炒飯に限らず、中華料理は手早さを求められる場合が多々あります。材料、調味料など事前に準備してすぐに鍋に投入できる状態にしておきましょう。

<お米は潰さないように気をつけて、十分にほぐす>
>>お米を投入した際、急ぐあまりおたまでガシガシと乱暴にかき混ぜてしまいがちですが、注意が必要です。この際にお米を潰してしまっては仕上がりがべちゃべちゃになってしまいます。

<強い火力で、なるべく短時間で仕上げる>
>>火にかける時間が長いと、お米の水分が飛びすぎてしまいます。結果、パラパラではなくパサパサの炒飯に仕上がってしまいますので、強火力で一気に仕上げましょう。

ちなみに、ポイントには含めていませんが、全て作業を手早く行うのは前提です。もちろんはじめから手際良くこなすのは難しいことですが、慣れてくれば自然と早くなりますからご安心を。

“卵かけご飯方式”はお勧めできない…。

巷では、”パラパラな炒飯”を作る方法として、炒める前に卵を和える方法、いわゆる”卵かけご飯方式”の炒飯が流行っているようです。

ただ、個人的にはこの方法はあまり勧められません。もちろん、はじめのうちはこの “卵かけご飯方式”でやってみるのもいいですが、このやり方をしていてはいつまでたっても正攻法の炒め方を習得することはできません。

ちなみに、”卵かけご飯方式”がなぜ”パラパラ”になるのかということですが、これは非常に単純な原理です。ご飯に卵を和えることで、卵がお米の間に入り込んでお米一粒一粒がバラバラになりますね。その状態で炒めれば、当然一粒一粒が分離されて”パラパラな炒飯”が出来上がるわけです。

これだけ聞いたら”卵かけご飯方式”も悪くないと思うかもしれません。ただこの”卵かけご飯方式”の炒飯には大きなデメリットが存在します。

・米が生卵を纏っているため、直接鍋肌でお米を炒めることができない。
・生の卵と米を一緒くたに炒めるため、熱の伝導が分散してしまう。
・お米が卵でコーティングされた状態になり、食感がボソボソっとしてしまう。
・ダマができたり、お米が潰れたりする

<米が生卵を纏っており、直接鍋肌でお米を炒めることができない>
>>もはやこれでは炒飯ではないですね。やはり”名は体をなす”というやつで、炒飯においてお米を炒める工程は最重要な要因です。なにせ”炒める飯”で”炒飯”ですからね。鍋肌で直にお米を炒めることで、米の香りが立ち水気も飛ばすことができますので、米が炒められないことはものすごいデメリットです。

<生の卵と米を一緒くたに炒めるため、熱の伝導が分散してしまう>
>>実際にやってみればわかりますが、普通に卵だけを炒める時よりもお米と和えて炒めた時の方が卵の火の通りは遅くなります。これは当然のことなのですが、意外と盲点です。火にかける時間が長くなってしまうわけですね。加えて卵とお米では火を通すのに必要な時間は当然異なりますから、どちらかが火が通り過ぎたり、十分に火が通らなかったりなんてことになってしまいます。

<お米が卵でコーティングされた状態になり、食感がボソボソっとしてしまう>
>>上記2つとも関連しますが、お米が卵でコーティングされてしまうということは、炒める際に内側のお米の水気が十分に飛ばず、一方で外側の卵の水気が必要以上に飛んでしまうことになります。こうなると食感としてボソボソっとした美味しくない仕上がりになってしまいます。

<ダマができたり、お米が潰れたりする>
>>卵液がお米の”つなぎ”のような役割を果たしてしまうため、複数の米粒が卵でまとめられた”お米のダマ”のようなものができてしまったり、お米をばらけさせようとかき混ぜる際に、お米自体を潰してしまいべちゃべちゃになってしまう可能性もあります。

というわけで”卵かけご飯方式”はパラパラ炒飯を作るための”裏技”なんて言われていますが、正直”美味しい”炒飯を作ることは不可能だと思っています(もちろん個人的な意見です)。

結局、この”卵かけご飯方式”がクリアできるのは炒飯の”パラパラ”という側面のみ。いくら”パラパラ”でも”ボソボソなパラパラ”では意味がないですね。美味しい炒飯は”しっとりしたパラパラ”ですから、お米をしっかりと油で炒めつつ、卵をうまく絡めていくことが重要です。

そもそも”裏技”だとかいうものは、あくまで”裏”止まりで、やはり”正統”に比べて劣るものです。頑張って美味しい炒飯の作り方をマスターしましょう!

材料を準備しよう!!

黄金炒飯の材料はいたってシンプルです。

・白米
・卵
・植物油
・ラード
・塩

ラードはなければ、植物油だけでも構いません。
ちなみに、自家製ラードの作り方はこちら

炒飯作りはスピードが命ですから、食材はそれぞれすぐに使える状況にしておきましょう。

冷たいお米は炒飯作りには向いていませんので、冷凍などしている場合はレンジで温めるなどします。個人的には炊飯器で半日保温されたくらいのお米が使いやすいかと思います。

また卵はあらかじめ溶いておきます。

実際に炒飯を作ってみよう!!

では、実際に炒飯の調理法を見て行きましょう。

まずは、中華鍋に少し多めに油を注ぎ、強火鍋を回しつつ、煽りながら鍋を油で慣らします。この作業は鍋に焦げ付かせないために非常に重要なので、丁寧に行いましょう。鍋に十分に油が行き渡れば、鍋底に溜まった余剰の油は捨てます。

鍋が十分に温まれば、ラードを投入し溶かします。

溶き卵を加え、おたまで軽くかき混ぜながら火を通して行きます。間違っても焦って生の状態の卵にお米を投入しないでください。

 

卵がふんわり半熟ちょい手前くらいになれば、お米を加えます。

繰り返しますが、お米は冷たいものは良くないです。冷凍のお米などを使う場合は予めレンジなどで温めておきましょう。

おたまで優しくかつ手早く、米と米をバラバラに崩していく感覚でかき混ぜましょう。決して乱暴にガシガシしないように!お米がつぶれてしまいます。

美味しいパラパラしたチャーハンにするためには、お米一粒一粒に油と卵が絡むようにする必要がありますので、丁寧にお米をばらしましょう。

 

十分にお米がばらければ鍋を振るいながら、塩を加えて本格的にかき混ぜます。

鍋振りは非常に効率よく混ぜることができる技術ですので、ぜひ練習してマスターされることをお勧めします。

卵と油が全体に行き渡ってしっとりと仕上がれば出来上がりです。熱々のうちに器に盛り付けいただきましょう!

ちなみに、調理後時間が立つほどに水分が飛んで行きます。なので、せっかくしっとりパラパラに出来上がっても、食べるまでに間が開けば水気の抜けたパサパサな炒飯になってしまいます。

他のおかずと一緒に食べる場合は作りあがりの時間を計算して、一番美味しい状態で食べられるようにしましょう。

終わりに

今回は、美味しいパラパラな炒飯を作る方法についてポイントなどを合わせてご紹介しました。よろしければ参考にしていただき、作って見てください。

個人的には”卵かけご飯方式”などではなく、本記事で紹介したような方法での調理をお勧めします。

そもそも伝統的な調理法というのはきちんと理にかなったものです。伝統というものはいわば長い時間の中多くの人々の経験が積み重なったものですから、膨大な”経験知”が”時間”によって洗練された立派な科学です。

“裏技”はあくまで”裏技”でしかありません。その過程で省いたものは結局結果にもそのまま現れます。丁寧な仕事には丁寧な結果が、雑な仕事には雑な結果がついてきます。

“卵かけご飯方式”のような”裏技”に限らず、最近は”時短”だとか手間を省く方向が好まれますが、やはり”料理は手間暇”。美味しい料理を作るためには、相応に”必要な手間と時間”というものがあります。

忙しい現代ではなかなか難しい話ですが、あまり”楽をする”方向性はよろしくないのではないかな、と思います。

時間を短縮したければ、自身の技量を向上させることで一つ一つの作業速度を上げたり、手際を良くしたら良いだけです。基本的に”裏技”などというものは、それが適用できるごくごく一部にしか通用しないものですが、自身の性能はあげてしまえば、全般によろしくなります。

とりあえず、炒飯作りにしても、繰り返し練習することで技量が向上します。

…ということで、とりあえず”裏技”などに甘んじることなく、正統なチャーハンの作り方をマスターし、色々と工夫して楽しんで見てください。

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