コンブチャ(の菌株)培養日記 まとめ

“コンブチャ(の菌株)培養日記”まとめ

 

 

 

 

・巷で噂の健康(美容)飲料コンブチャ

さて、巷で話題になっているコンブチャ。美容効果や体質改善にもとてもよい健康食品らしい。

ダイエットにもよいということで人気になってるのだと。

それにしても本当に世間の”ダイエット熱”というのは仕様のないものだ。きちんとした生活習慣、食事習慣を保っていればそうそうダイエットなどとはご縁がないのに…なんて。

実際はなかなかどうして常に規則正しく、しかもできれば適度に運動をするなどという生活をおくるのも難しければ、身体の代謝も年齢とともに悪くなってくるもの。

普段の生活にプラスするだけで体質改善、代謝促進が可能ならそれに越したことはない。とりあえず試してみようと思った次第で。

・コンブチャは家で作れるらしい→じゃあ、作ってみるか。。

ちょっとばかり調べてみるとコンブチャは家でも作れる(菌株を培養できる)と判明した。そんなわけで小学生の夏休みの自由研究にもつかえそうなネタだなぁと思いつつ、とりあえず家で作ってみたので記録していこうと思う。

ちなみにコンブチャとして飲むのは、菌株自体ではなく培養過程でできる液体の方(培養用培地である砂糖入り紅茶が菌株の影響で変質する)。

なので、厳密にはコンブチャの培養ではなく、あくまで培養するのはコンブチャを作り出す”菌株の培養”ということになる。まあ、そんなのどうでもいいって言われるんだろうけど。。

ちなみに、すでに飲み物として売られているコンブチャはなかなかのお値段なので、長期で飲みたいなら自家培養はオススメ。なにせ自家培養が成功すればコストがどんどんと下がっていくんよ。

・自家培養コストは長続きするほどに安くなる!!?

コンブチャが何かというのは後述するとして…。

まず自家培養の利点としては、”うまいこと培養ができさえすれば”上述の通りコストが培養期間に比例して下がっていくという点。(もちろん、利点があれば欠点もあるので後述の欠点もちゃんと見てね。)

コンブチャ培養のスターターパックは楽天で購入できる。菌株2つ入りで4146円(本体3456円プラス送料690円:2018年9月現在)。

1株でMax3.8リットルのコンブチャが作れるうえ、培養というだけあってコンブチャを作る過程で、その元となる菌株(親株)が新たに子株を形成する。つまり菌株の培養環境さえきちんとしておけば理論上は半永久的にコンブチャを生成できるというわけ。

つまり、月単位で考えると、初月はスターターパック購入と培養環境の整備(約2000円:ガラス容器,紅茶茶葉,グラニュー糖,ミネラルウォーター)で約6000円ほどかかるとして、その後は菌株の餌として紅茶茶葉,グラニュー糖,ミネラルウォーターのみで環境保持ができるので、2月目以降は一月あたり数百円の出費ですむ。

結果、1月目:約6000(円/月)、2月目約3000(円/月)、3月目約2000(円/月)…となって、培養期間が長くなるほど一月あたりのコストは期間に比例して安くなっていく

まあ、何を当たり前のことを長々と書いているのだといわれそうだけれど…。

さらに、子株を作ったからといって必ずしもそこで親株が死んでしまうわけでもないので株増殖もありえない話ではない。培養環境が無限に広げていけるのであれば、準指数関数的に月コストを下げていくことも可能かもしれない(菌株の寿命的にあまり現実的ではないけれど笑)。

 

・市販のコンブチャ飲料(コンブチクレンズ)

ところで、現在一番(?)の有名コンブチャブランド、コンブチャクレンズでは1本(720ml:約1か月分)で5500円ほどかかる。

長期飲むなら月々5500円は少々お高い気もする

もちろん、こちらは単なるコンブチャではなくほかにもいろいろと美容にプラスな成分が独自配合されているそうですけれどね。あと定期便にしたりすると割引とかもあるらしいよ。

そのほかにも培養の手間がかからないとか、品質に安心できるとか(本当か?)、既製品を購入するメリットは多々あるので、自身の状況に合わせてどちらを選ぶか決めればよいと思う。

あとは、手っ取り早くすぐにでも飲みたい!!という場合はこちらを利用するのも手。

 

・コンブチャとは何か??

コンブチャというのは、その名称から誰もが想像する“昆布茶”とは全くの別物。紛らわしいのだけれど…。

もともとは東モンゴル原産で、その後シベリアでよく飲まれるようになった発酵飲料なのである。”ゲル状の菌株”を紅茶などに砂糖を加えたカフェイン培地に入れることで発酵が生じる。

日本では昭和40~50年代頃に健康食品として一度ブームが起きたらしい。

ちなみその時の名称は「紅茶キノコ」。この名称はゲル状の株の見た目がきのこのようであったからだそうだ。

ただ、実際このゲル状株はきのこではなく、ナタデココと同じで産膜性の酢酸菌が作ったセルロースの塊である。

ちなみに余談だが、ナタデココはココナッツ水に酢酸菌アセトバクターを加えることで発酵が進み、表面に出来たセルロース膜を賽の目状に切ったもの。

なので、「紅茶キノコ」の見た目から、本当にコンブチャは飲んでも大丈夫なものなのかと訝っている人も安心して飲んでよろしい。

 

・コンブチャの効果(概要)

これについては、僕は化学の専攻でもなければ玄人ダイエッターでもないので、あまり詳しくは書かないでおこうと思う。

きちんとした知識がないので、責任が持てないので…。

ただ一応一般に言われている効能としては

・代謝が上がる

・腸内環境が整えられる

・疲労回復

などがあるのだとか。

結局のところ、代謝が上がれば消費カロリーは上がるし、腸内環境が正されれば消化がよろしくなる。そういったわけで、痩せやすい体かつ美肌効果、などが期待されるということかね。

上記の通り「紅茶キノコ」は産膜性の酢酸菌なので、文字通り酢酸をつくるわけだから“お酢ダイエット”と同じ効果も期待できるのかね。

菌株の培養がうまくいけばただでお酢ダイエットもできてしまう的な感じなわけだ。やはりかなりお得。

ちなみに、コンブチャが参加しすぎてそれこそお酢になった場合料理に使うとなかなか美味らしい。

まあ、その辺は他の人がまとめてるので気になるなら調べてみるとよいです。この記事の趣旨はあくまで培養の記録なので。。

そろそろ本題に入りますか。。

・コンブチャ(の菌株)培養に必要なもの

詳細は後述の培養日記~第1日目~を参照のこと。

・酢酸菌の菌株

・培養用ガラス瓶

・ミネラルウォーター

・グラニュー糖

・紅茶茶葉

・瓶の蓋を覆う用の布(キッチンペーパーでもよい)

・輪ゴム

培養開始から飲めるまでの期間目安は1~2週間ほど。

ちなみに楽天でスターターセットを購入して実際に届いたのがこちら。

中に入っているのは菌株が2パック。上でも書いたけれど送料込みで4146円。

菌株は小さな工場で手作業で作っているのだそうなので、その辺が気になる人にも安心だね。

ではいよいよ実際に培養した記録を…。。

・コンブチャ(の菌株)培養方法

コンブチャの培養方法!!

 

 

・自家製コンブチャの欠点

とりあえず、自家培養を行ってみたわけだけれど、もちろんよい点があれば悪い点もあるので、その辺りはきちんと書いておこうと思う。

ちゃんと欠点も把握した上で自家培養に挑戦してね。

・必ずしも培養が成功するわけではない

特別難しい作業があるわけではにけれど、糖分や塩分が著しく高いわけではないのでカビなどの混入で菌株がダメになってしまう場合もある。難易度としては梅酒よりも2段階くらい、梅干しより1段階難しいくらい。

・品質管理はあくまで自分で行う必要がある

“発酵”と”腐敗”は紙一重。

実際科学的な過程としてはほとんど一緒なので、料理などの経験があまりにも少ない場合は良し悪しの判断が難しい可能性も。また発酵が進みすぎて酸性が強くなりすぎた場合、体に害がある場合も。(お酢を基準にして常識の範囲内で判断すればだいたいは大丈夫だろうけれど…。)

・発酵飲料なので独特の匂いを発する

発酵させる上、菌株は生きているので密封するわけにはいかない。なので、どうしても発酵臭が生じる。

ちなみに、発酵臭はコバエを惹きつける可能性もあるので注意。

・菌株の世話をする必要がある

菌株は生き物なので、世話をしてあげる必要がある。

頻繁に手を出す必要はない(むしろ頻繁にいじるのは良くない)けれど、定期的に様子を見る必要がある。

さらに世話は全て菌が混入しないように、手は当然のことスプーンなど使用する器具も消毒してから使用する必要がある。

なのであんまりにマメでない人や大雑把すぎる人には向かないと思われる。小学生の頃朝顔を育てられなかった人はやめておいたほうが良いかもしれない。

 

こんなくらいかな。

それでも安価で大量に作れるというのは魅力的と思う人は試してみると良いと思う。

まあ、あくまで自己責任でお願いしますよ。

・おまけ:コンブチャの名称について

ちなみにコンブチャという名称は日本語ではなくれっきとした英語(笑)

綴りは”KOMBUCHA”。由来は「紅茶キノコ」が90年代に日本から(?)アメリカに伝わった際にゼラチン状の培地を”昆布”と見間違えて、”昆布茶”と混同したからだとか、ちがうとか…。

ちなみに海外では昆布などの海藻類は英語では”seaweed”と呼ばれる。なんでかしらないけれど、この単語は英語圏で使ってはいけないなどという阿呆な話が日本ではまことしやかに囁かれているらしい。

まあ、これに関しては別記事を参照のこと。

ともかく、”sea(海)weed(雑草)”と呼ばれるほど、英語圏の人々の食文化と海藻はなじみがなかったにも関わらず、よくそんなものを輸入したな〜というのが少々驚き。

実際、馴染みがなさすぎて培地を昆布と勘違いするなんていう日本人からすれば驚くしかない可能性が出てきたわけなのだろうけれど(笑)

 

Author: single_life

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