ホーショールって何!?
ホーショールというのはモンゴルの一般的な料理の一つで、ラムのひき肉(牛でも可)などを小麦粉の生地で包み、油で揚げた料理です。
学生の一人暮らしにもかかわらず、僕は祖父から引き取った犬と一緒に暮らしていたので、定期的にラム肉を購入していました。ただ当時ラム肉の料理と言えば、ラムチョップの香草ソテーくらいしか知らなかったので、いろいろと調べてみたところこのホーショールという料理を知ったわけです。
羊肉といえば、遊牧民の国モンゴル。さすがに羊肉を使った料理は沢山あります。このホーショールというのは、そんな中でもボーズと並び、主食を張れる一品です。
作ってみると、これがなかなかに美味しいんですよね。油で揚げたサクッとした生地に、ジューシーな羊肉の餡。羊肉の独特の香りとスパイスの香りが相まって、非常に食欲がそそられます。
ホーショールの材料
・羊肉の薄切り
(*牛肉でも可)
・玉ねぎ
・にんにく(お好みで)
・小麦粉
・塩
・胡椒
・キャラウェイ
ホーショールを作ってみよう!!
生地は小麦粉と水、少量の塩を練って作ります。表面がなめらかになるくらいになれば、冷蔵庫などで1時間ほど寝かせておきましょう。
餡は、羊肉、玉ねぎ(お好みでにんにくも入れても良い)で作ります。羊肉の薄切りは、包丁で刻みミンチ状にし、玉ねぎはみじん切りにします。ニンニクを入れる場合はすりおろすのがオススメです。
餡の材料をボウルで合わせ、塩、胡椒、キャラウェイを加えて、揉み込みます。しっかり揉みこんで粘り気が出るくらいになれば、餡は完成。
寝かしておいた生地を出して、麺棒などで楕円状に伸ばします。生地が破れないように注意しましょう。
伸ばした生地の上に餡を広げて、包み込みます。揚げる最中に中身が漏れ出さないように、端はしっかりと閉じましょう。
中の餡にしっかりと火が通るように、170度程度の中温の油でじっくりと揚げます。表面がキツネ色にこんがりと上がれば出来上がりです。
ホーショールはそのままでも美味ですが、アムトラクチと呼ばれる調味料がよくあうそうで、現地では揚げたてのホーショールにアムトラクチをかけて食べるのが一般的だそうです。
ちなみにアムトラクチというのは”チェコの醤油”だそうで、僕はそのものを食べたことはありませんが、日本の醤油と似ているのだそうです。ただ、現地では日本の醤油は「キッコーマン」と呼ばれるらしく、呼び分けられているということは味も違うのではないか…と。
ただ、実際にお醤油をかけて食べてみたところ、これが実によく合うのです。
是非、試してみてください。