コンブチャ(の菌株)培養方法!!
さて、コンブチャの菌株をしていきましょう。
そんなに難しいこともありませんが、それなりに丁寧に手順を紹介していきます。。
//培養に必要なもの
・酢酸菌の菌株:1つ(スターターセットより)
・培養用ガラス瓶:1つ(必ずガラス製のもの!!)
・瓶の蓋を覆う用の布(キッチンペーパーでもよい)
・輪ゴム
↓スターターパックの中身(菌株×2パック)
*菌株は一株あたり最大3.8Lのコンブチャが作れるそうだ。
・ミネラルウォーター:3.8L
・グラニュー糖:190g(水の5%)
・紅茶茶葉:適量
スターターセットが菌株2つ入りで4000円くらいなので、ガラス瓶なども買ったとしても一株あたり全部で3500円くらいで始められる!!
もう一株は失敗したときのために保管しておくとか、もうひと瓶別の茶葉で育てて比較培養するなどに使える。
ちなみに砂糖はグラニュー糖でなくとも良いらしいが、説明書曰くグラニュー糖がベストで、使う砂糖の種類で発酵速度が変わるとのこと。
茶葉も必ずしも紅茶である必要はなく緑茶などでも可だが、水はミネラルウォーターが良いのだそうだ。
ちなみにスターターセットは楽天で購入できる↓
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//培養環境(培地)作り
必要な材料を揃えたら、まずは菌株を培養するための培地を作る。
ガラス容器はあらかじめ熱湯消毒、あるいはアルコール消毒をして滅菌しておく。細菌(カビなど)の繁殖を防ぐため滅菌は必ず行う!!
お鍋にミネラルウォーターを沸かして、茶葉を入れて紅茶を抽出する。砂糖はあらかじめボウルに測っておいて、抽出した紅茶に加えて完全に溶かす。
その後、放置し常温になるまで冷ましておく。熱いまま菌株を入れると死滅します。生き物だから。。
紅茶が常温になれば、消毒しておいたガラス容器に紅茶を移す。
もちろんこの段階で、紅茶の茶葉は取り除いておく。
ちなみに、上述の通りスターターセットの菌株1株におけるMax量は紅茶3.8Lだそうなので、今回はとりあえず最大量で試している。ガラス瓶も4L用の奴がちょうど空いていたし。。
とりあえず、これで培地は完成!!
ちなみに容器はガラス以外のものを使うと、化学反応が起きてしまう可能性があるので必ずガラス製を使うこと!!
//菌株培養の開始
さて、ここで菌株の出番!!
ちょいと見にくいのだけれど、このぼやっとした糸状のものが菌株の本体。スターターセットには液体とともに入っている。
んん?こんなにシャパシャパしてるんやなぁ。
とにかくこいつを、液体と一緒にガラス容器の中の紅茶の中に入れてしまえっ!!
紅茶の中に入れると菌糸的なものがより見えやすくなった。
表面の右側に白くもわっとしている奴が菌株だと思われる。
ちなみに培地である紅茶の砂糖濃度のせいか、菌糸は表面付近に浮かんでいる。
実際に試してみる前は菌株は底の方に溜まって表層に子株を生成する、といったイメージだったのだけれど…。
うむ、なんだかイメージが少し違うな。
ともあれ、これで培養開始。。
細菌やホコリが混入しないように、キッチンペーパーで蓋を覆って、直射日光の当たるところや、湿度の高いところは避けて保管するとする。
温度は理想的には26度~32度くらいが良いらしい。まだ暖かいのでそのままの状態で廊下に置いておく。
ということで、これで培養開始です。
とりあえず、明日からは経過観察。3か月もすれば酸っぱくなって完成です。