1.美味しいチャーシューは家でも作れる!!
2.”チャーシュー”って”焼豚”??
3.日本の”チャーシュー”は焼いてない!??
4.”自家製チャーシュー”の材料
5.”自家製チャーシュー”の作り方
6.実際に炒飯を作ってみよう!!
美味しいチャーシューは家でも作れる!!
ラーメン屋さんで食べるチャーシューって美味しいですよね。
しかし、一人暮らしに節約はつきもの。いつでもラーメン屋さんに食べにいけるわけではありません。では家でラーメンを作ってみようとしても、スーパなどで売っている市販のチャーシューってなんだか美味しくない。
でも安心してください。実はチャーシューって家でも簡単に美味しく作れてしまうのです!!
“チャーシュー”って”焼豚”??”叉焼”??
日本で”チャーシュー”は漢字表記で”焼豚”あるいは”叉焼”と書かれているのを見かけることが多いですね。
“叉”というのは”刺す”を意味する漢字です。”さすまた”とかね。。つまり”叉焼”というのは”串刺しにして焼く”ことを意味します。でまあ、”叉焼”は”叉焼肉”からきています。
なので”焼豚”というのは食材である豚に重きをおいた名称で、”叉焼”はその調理法に重きをおいた名称と考えられ、両者は同じものと考えられます。で、読んで字のごとく”焼いた豚”なわけです。
しかし、普段食べるチャーシューってあまり焼いている感じがしませんよね。チャーシューって、本当に豚を焼いた料理なのでしょうか?
この問いの答えは、YesでありNoであります。
もともとチャーシューというのは中華料理の一つで”叉焼肉(チャーシューロウ)”という料理です。
この料理は、豚バラ肉やモモ肉の塊の表面に「紅糟(ホンサオ)」(お米を紅麹で発酵させたもの)などを塗って、炉で焼きます。文字通り”串に刺して焼く”料理ですね。
では、日本でいう”チャーシュー”とは一体なんなのでしょうか?
日本の”チャーシュー”は焼いてない!!?
日本のラーメン屋さんなどで一般に”チャーシュー”と言われているのは、実は豚肉を焼いた料理ではありません。
醤油ベースのタレで煮込んだ煮豚で、中国では”醤肉(ジャンロウ)”と呼ばれる料理なのです。
この料理が、歴史的にというか便宜上というか、日本では一般に”チャーシュー”と呼ばれるようになってしまったわけです。言ってしまえば慣習のようなもので、本来の”焼く”という作業とは無縁の”煮豚”を”焼豚(チャーシュー)”と呼んでいるんですね。
つまりは”焼かない焼豚”。”煮てない煮卵”と同じようなものですね笑
*ラーメンのトッピングにある半熟の煮卵は煮てないんです。
“煮てない煮卵”のレシピはこちら
>>記事作成中
“焼かない焼豚”に”煮てない煮卵”、なんだかなぞなぞのラーメン周りはあべこべだらけですね笑笑
ちなみに、中国では基本的にチャーシューはラーメンのトッピングに用いられません。
“自家製チャーシュー”の材料
では実際に作って見ましょう。準備する材料は以下の通りです。
・豚ブロック肉:1塊
・人参:1本
・玉ねぎ:1/2個
・にんにく:3片
・醤油:適量
・料理酒:適量
・みりん:適量
煮込みだれのベースは”醤油、料理酒、みりん”で作ります。これらの分量は上記の通り適量(鍋やお肉のサイズで変わる)ですが、目安としては量は“料理酒>醤油>みりん”で、割合はだいたい4:3:2くらいです。全体量としてはお肉がひたひたになるだけの液量が必要ですが、タレは煮詰めていくので最終的に濃くなることを想定して水で好みの濃度に調整してください。
“自家製チャーシュー”の作り方
では調理に入りましょう。
まず、豚バラブロックを用意します。赤身と脂肪の割合はお好みですが、チャーシューの肉をメインで味わいたい場合はなるべく脂の少ないものを選ぶといいです。僕の場合は、チャーシュー作りと並行して”自家製ラード”も取っているので少し油の多めのものを使ったりしています。
用意したブロック肉を油が外側になるようにして丸め、タコ糸などで縛ります。一応、塊肉の伝統的な縛り方などもあるにはありますが、家庭では、なかなか幅の分厚い塊肉は手に入りませんので、お好きな巻き方で結構です。
ただ、上面と底面が平らで、真ん中に隙間のない円柱状にしっかりと固定できるように縛ってください。
玉ねぎ、人参は大きめのざく切りにし、ニンニクは皮を剥かずに底の根の部分を落とします。鍋の底面や肉の側面などに野菜を敷き真ん中に肉を入れたら、タレを肉がひたひたになるくらいに加えて、火にかけます。中火くらいで水面がふつふつしているくらいがいいです。
沸騰すると、徐々にアクが出てくるので、丁寧に取り除きつつ煮詰めていきます。タレが減ったら水を加えてください。
最終的に、竹串などがすっと通るくらいになれば完成です。
香味野菜の旨味が染み込んだ絶品チャーシューです。好みの厚さに切って、ラーメンのトッピングにするもよし、チャーハンの具とするもよし、酒のつまみにするもよし。。工夫次第で用途は様々です!!
はい、簡単でしたね。煮込みの際に鍋を焦げ付かせないように注意しましょう!!
ちなみに、この調理の間に煮汁には豚肉の脂が溶け出しています。いわゆる”ラード”というやつです。この脂を集めれば”自家製ラード”がお手軽に手に入ります。
>>“自家製ラード”の取り方参照
“自家製チャーシュー”を使ったレシピ
詳細なレシピはおいおい更新します。
チャーシュー炒飯
>>みじん切りにしたチャーシューを具にしたがっつり炒飯!!
ネギチャーシュー
>>輪切りのネギとチャーシューを和えた一品。からしを添えて酒の肴に絶品です!
自家製チャーシュー麺
>>チャーシューといえば、チャーシュー麺!家でもチャーシュー麺を作ってみよう!!
チャーシューと大根の簡単炒め合わせ
>>大根と豚肉の相性が最高にいいのは誰もが知るところ。チャーシューを使ってお手軽に!