2025年からノルウェーで仕事を始めることになりました。せっかくなのでノルウェー移住および現地での生活に関することをブログとして記録していこうと思います。
さて、ノルウェーへの移住とはいっても、私の場合は少し事情が特別で、前の職場がスウェーデンで、3年以上スウェーデンに住んでいたので、日本国籍ながら居住許可の申請はスウェーデンから行うことになりました。
*スウェーデンからの居住許可申請に関してはまた機会があれば別の記事で紹介します。

2025年1月1日付でノルウェーに引っ越したわけですが、この時点ではまだ居住許可カードは手に入っていません。というわけで、到着翌日の1月2日に警察署にカードを受け取りに行きました。(*ノルウェーでは暦上は1月2日から仕事が始まります。)
スウェーデンでは移住関係のことは全て移民局(Mmigrationsverket)が取り仕切っていますが、ノルウェーでは移住関係の書類の受付や処理はUDI(The Norwegian Directorate of Immigration)が行うものの、対面の手続きや居住許可カードの発行などは警察が担当しているようです。
通常は、実際にノルウェー国内に引っ越した時点で警察との面接に行くものなのですが、私の場合は職場の人事部から労働契約書を作成するために、契約期間が始まる前に警察の面接に行く必要があると言われ、2024年の12月中に面接を終えていました。
人事部の思惑としては、警察との面接の際にノルウェーのnational IDが手に入ることを期待していたとのことだったそうですが、残念ながら私の場合はその場でIDを発行してもらうことができず…。人事部曰く、その場で発行される場合も多いそうですが、警察からのメールには後ほど税務署の方からIDについての書類が手紙で届くとも書いてありました。念の為、警察に問い合わせもしたところ、その場で発行される場合も、されない場合もあって、されなかった場合は税務署からの連絡を待ってくれとのことでした。
結局、何故私の場合に発行されなかったのかは不明のままですが、発行されなかった以上は仕方ないので、次の手続きに移るしかありませんね。その辺りの税務署での話は次の記事で紹介します。

さて、話を戻して、警察署への居住許可カードの受け取りですが、実はこれも全員が全員必要なことではありません。私の場合は面接の際に(というよりも、居住許可カードの受け取り時点でも)固定の住所がなかったので、受け取りに行くという形になりましたが、移住時点で固定住所がある人はその住所まで郵送されます。
警察からのメールで毎週木曜日の12時から13時の間に取りに来るようにという指示を受けたので、最寄りの警察署に訪れました。面接の際は事前の予約が必須でしたが、この際はドロップインかつ整理券を引く必要もなく、メールで指定されたブースにそのまま受け取りに進むことができました。係りの人に居住許可カードを受け取りに来たと伝えると、簡単な本人確認の後すぐにカードを渡してもらえました。
ちなみに、私がカードを受け取りに行った際に、他にも10通ほど封筒(居住許可カードが入っている)が置いてあったので、移住時点で固定住所を確保できていない人は一定数いるようですね。
私がアパートを手に入れるまでの苦労話もまた別の記事で紹介します。
さて、ここで、少し話は戻りますが、税務署からnational IDが手紙で送られてくると書きました。では、固定住所がなければどこに送られるのか、という話になります。
そうです。固定住所ができない限り送られないのです。私の場合は1月6日から職場が紹介する短期宿泊用の寮に移れることになっていたので、警察との面接の段階で寮に引っ越しした段階で税務署に住所登録手続きをしに行くようにと指示を受けました。本来、面接時点で住所が決まっていれば、この手続きは不要なものだったのですが、まあ、それは言っても仕方ないですね。
基本的にノルウェーでは、スウェーデン同様にnational ID(個人番号)がないと何もできません。銀行口座も作れなければ、税金の控除もできませんし、日常の至る場面で要求されるBank IDというシステムを利用することもできません。そのため、なるべく早くnational IDを手に入れたいわけですが、私の場合、警察面接時点で発行されず、寮に移るまで待って税務署の予約をとり(税務署の予約枠はあまり余裕がなく1~2週間待ちは当たり前)、さらにそこから税務署側の手続きを待ち、さらに税務署の決定後に手紙で郵送されてくるのを待つ必要があります。
果たして、いつnational IDが手に入るのか?
では、次回は税務署でのお話です。
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